高原の爽やかさをイメージしたルーフデッキのある白い家
愛知県あま市にあるK邸。学生時代、ご主人が白馬のペンションで住み込みで働いていた高原をイメージして建てられました。
奥行きのある屋根付きウッドデッキは、玄関を兼用。庭では、木々の他に家庭菜園で野菜を植えました。そんなナチュラルな住まいをご紹介します。
北米の片田舎を感じるエントランス
大きなルーフデッキにあるステンドグラスの玄関ドア。アーリーアメリカンな表情は、白い木質ラップサイディングとの相性もいい。デッキを支えるパインの美しい柱の連続は、リズミカルな楽しさを演出する。
白い雨どいも焼付け塗装のアルミ製だから、いつまで経っても劣化しない。また、カナダ製サイディングの塗装も、25年保証。10年で塗り替えなければいけない国産のものとは美しさや耐久性が違います。
壁で目隠しされたデスク・コーナー
ダイニングの隣りにある家族の書斎カウンター。丁度、左に人が立っているあたりがリビングなので、お客さんが来てもここは目隠しになるようにプランされている。広いカウンターなので2人並んで座れるし、上にも大きな吊戸棚があるので収納量も十分。
お母さんが家事をしている時も子供たちはここで勉強できるから、お互い安心できる空間が可能となる。小さい時は、お母さんと一緒がいいよね。
角が丸いと、優しいな
出っ張っている壁のコーナーは、全て丸く仕上げます。ドライウォール(北米の塗り壁)なら、こんなに優しいインテリアになるのです。
でも、床に接する部分の壁に回す幅木は、丸くすることが出来ません。ですから、そこにブルアダプタという下地材を予め施工します。こんな小さなひと工夫が、家への愛着を生むと考えています。だから、私たちはひと手間を惜しみません。
ドライウォールは、影を演出します
オレンジピール*の模様が美しいドライウォール*の壁。照明の光が作り出す光と影のコントラスト。あなたの自宅をおしゃれなカフェにしてみませんか。
*オレンジピールとは、
みかんの皮のような細かなブツブツ模様のテクスチャ。ブツブツ自体は、水滴のように丸い表面だから触っても痛くない。石目模様を表現する為の技法。
*ドライウォールとは、
石膏パテで仕上げた壁や天井に、パラペイントのような体に安全な水性塗料を塗る仕上げ方法。
お風呂上りは、優雅な気分で!
美しいバニティ・ルーム。大きな鏡もカナダからの輸入品。
ここには写っていませんが、洗面キャビネットもキッチンとお揃いのハードメープル(楓)で造られています。ブラウン色のキャビネットとラッキーカラーの黄色のドライウォールは、相性もピッタリ。
タイルカウンターのボウルの上の水栓金具は、可愛らしいイルカのデザイン。こんなところにも、住み手のこだわりや楽しさを感じます。
お風呂タイムは、家族で楽しく!
家族みんなで入ることができる輸入のバスタブ。おや、ピンクのカエルさんが、お風呂に入ってるぅ~?
エッジの部分が波のようにデザインされたカナダ製バスタブは、ジェットバス付。大人2人が一緒に入浴出来る大きなお風呂です。通常、北側に配置される浴室だから、明るく楽しくしたいという思いで設計しました。
但し、このバスタブはスペースを取りますから、プランに採用する場合は浴室を広めにして下さいね。