住む家族の健康・安全を考えた材料と家づくり
健康と安全を考えた住まい
家の安全には、概念が2種類存在します。それは、人が健康に暮らせるという安全と、耐震性やバリア・フリー、防犯性といった家自体の機能に関する安全です。
機能的な安全性については、どの住宅メーカーでも対応済みですが、健康面の安全性は、健康住宅を謳うメーカーでも、未だに低ホルムアルデヒドの塩ビ製建材や合板フロア、ビニールクロス、農薬規制のない中国製畳表を使っているのが現状で、不十分な対応です。
また、シロアリ対策という名目で、木造の構造材に薬剤を塗布する施工が広く行われています。私たちは、健康被害への配慮と、どんな薬剤でも食害を予防することが出来ないという理由から、こうした処理は行いません。自然の摂理に沿った私たちの正しいシロアリ対策については、「お知らせ/シロアリ対策」の各記事をご覧下さい。
私たちの家づくりは自然素材にこだわりますが、それだけではアレルギー等の問題を解決することはできません。衣食住全てにおいて反応しない安全な環境作りを目指し、精神的なケアを含めて医療機関との連携を探ることが大切です。歴史の残る建物とする為には、長く住まう人たちの健康や安全が不可欠と考えます。尚、ホームメイドは、社員全員がシックハウス診断士補の資格を取得済です。
参考資料:
- シックハウス問題とその対策【PDF】
平成15年 愛知県学校薬剤師会監修 - シックハウスについて【PDF】
中気密・高断熱こそが理想の住まい
あなたは、☆☆☆☆(フォー・スター)の建材を使っているからと安心していませんか?室内における化学物質の規制は、ホルムアルデヒドとクロルピリポスだけ。建物に使われている化学物質は3,000種類を超えているのに、その他の化学物質は野放しの状態です。
暑い夏や寒い冬に窓も開けない高気密住宅では、人間がその影響を受けてしまいます。だから、私たちは、自然素材で吸放湿性のあるセルロースや天然羊毛の断熱材を使い、高い断熱性能を保ちながら壁の吸放湿性を妨げないドライウォールで内装を仕上げます。そうすることで、安全で自然な空気循環を作り出すことができるのです。(中気密のすすめ【PDF】)
記事:セルロース断熱材の吸音実験(セルロースには、音を伝えない特性もあります)
有害化学物質を含んだ糊を混ぜて壁にセルロースを吹き付けるといった一般的な方法を取らず、予め壁面に布のシートを張って、その中に乾いたセルロースを吹き込む方法を取るのも私たちのこだわりです。換気装置の義務化が、高気密な家の気密性を下げて省エネまでも犠牲にしている。そんな法律が必要な今に、私たちは疑問を感じます。だからと言って、私たちは手をこまねいてはいませんよ。
記事:熱交換型換気装置は、どっちがいいの?(1)
記事:熱交換型換気装置は、どっちがいいの?(2)
また、こうした自然素材の断熱材や通気性のあるドライウォールなどが、室内結露だけでなく壁体内結露を防止して人や建物の両方を健康に保っているのが、ホームメイドの輸入住宅です。自然の摂理に沿った正しい通気・結露対策については、結露対策の各記事をご覧下さい。
もっと、素材やその施工を知りたいなら、資材紹介/自然素材・摂理を考えた施工へ
機能性/防犯性へのこだわり
次世代型のLow-E2コーティング(断熱・遮熱被膜)を施した輸入サッシのペアガラスは、有害な紫外線をカットするばかりか、通常のペアガラスよりも断熱・遮熱性が大幅にアップします。住宅における窓からの熱損失は58%と言われますから、ガラスの性能アップは絶大な効果を発揮します。
また、気密性の高い輸入サッシは、車の騒音が気にならないばかりか、テレビやピアノの音も外に漏れず、ご近所への遠慮も要りません。また、先程述べたセルロースの断熱材は音を吸収する性質があるので、壁の防音効果も抜群です。
更に、ホームメイドでは、より高性能なトリプルガラスの輸入樹脂サッシも採用しています。アルミや木製と比べて樹脂のフレームは、熱が伝わりにくく結露もしないという特性があります。
また、一番外側のガラスには外からの日差しを跳ね返す遮熱性能が高いSouthern Low-E2を、一番内側のガラスには室内の熱を逃がさないNorthern Low-E2をコーティングしたダブルLow-E2トリプルガラスを使用。そして、ガラスとガラスの間の2つの気密層には、断熱効果を高めるアルゴンガスを封入。
このように、現在考え得る最高の断熱性能と結露のない健康な室内環境を皆さんに提供していきます。
次に防犯性についてですが、空き巣や泥棒にどんなセキュリティ対策をしても、無駄に終わることがあるのは事実です。ただ、常に彼らがいやがる家づくりをしておくことは大切です。
家の窓で最も危険なのが、掃出しサッシと呼ばれる大きな引違い窓。でも、輸入の掃出しサッシは、野球のバットで叩いても割れない強化ガラスを二重又は三重に使っています。また、前述のLow-E2コーティングをプラスしてあるので、紫外線カットや断熱効果の特徴も備えています。
更に、私たちは巨大なスーパー台風の突風にも耐えられる「ハリケーン対応の高強度輸入サッシ」も施工可能です。耐衝撃性能のあるガラス、強靭な窓フレームを擁した高い技術は、温暖化した日本の住宅にとって今後必要なものだと思います。こうした高強度サッシは、スーパー台風や竜巻の対策になるだけでなく、空き巣などの外部からの侵入者もシャットアウトしますから、防災・防犯の両面で威力を発揮するでしょう。このように、防犯上、健康上の両方の安全性を確保出来るのが、ホームメイドの輸入住宅なのです。
そして、個々の資材だけでなく、施工でも工夫をしています。欧米のように玄関ドアを内開きにすれば、ロックやヒンジ(ドアの蝶番)は外から見えなくなります。そうなると、外部からこれらを破壊して侵入することはできません。これも他社では見られないアイデアです。
こうした小さな取り組みの積み重ねが、暮らしの安心につながると私たちは考えます。
その他 地震対策:ドア開き防止ロック【PDF】
その他 輸入ドアの防犯対策:ガードプレートとダブルロック
防災・防犯・維持管理についてもっと知りたいなら、お知らせ/セキュリティ対策へ
高い耐震性/耐火性へのこだわり
阪神・淡路大震災において、ツーバイフォー(2x4)工法の住宅に被害がゼロだったとマスコミで大きく取り上げられたように、温かみのある木造でありながら高い耐震性能を誇るのがツーバイフォーの構造体。(耐震性のこだわり【PDF】)
内閣府資料: 「表層地盤のゆれやすさ全国マップ【PDF】」
私たちは、更に耐震強度を上げる為に、外壁には厚さ12mm(通常、他社9mm)、床には厚さ15mm(他社12mm)の構造用耐震合板を用います。
また、他社では硬い木材のダグラス・ファー(通称ベイマツ。でも、実際はマツ属ではなく、トガサワラ属)を提案するところもあるようですが、私たちはヒノキと同じしなやかさをもつスプルース・パイン・ファー(トウヒ属、マツ属、モミ属の混成)を構造の柱材として使います。
釘を打って割れるような硬さよりも、柔軟性こそが住まいには必要だと考えるからです。
ブログ記事:ホームメイドの構造用合板は、雨に濡れても大丈夫?
ブログ記事:ベイマツ (Douglas Fir)
ブログ記事:スプルース (Spruce Pine Fir, SPF)
そして、私たちが採用している2x4工法は木造でありながら、省令準耐火構造に認定されています。つまり、防火性においても高い評価を得ているのです。(機能へのこだわり【PDF】)
もっと、木について知りたいなら、資材紹介/木のデザインへ
地震対策の詳細については、「お知らせ/地震対策」の各記事をご覧下さい。
ご不明の点はお問い合わせ下さい
私たちは、自然素材だからと言って一概に体に安全と考えることは致しません。例えば、花粉症の人は、自然な花粉に反応します。その人にとって安全かどうかを確認することが第一です。ホームメイドが考える健康・安全については、「お知らせ/健康・安全」の各記事をご覧下さい。
健康・安全についての質問はお問い合わせから、建築相談に際しては、まず請負条件をご覧下さい。
尚、為替レートの変動等によって価格は予告無く変更されることがあります。
また、メーカーや船会社等の都合によって、納期が遅れることも事前にご了承下さい。